システム開発コースの前田です。

今回は、前回の記事で書かなかったタルトの商品化プロセスついて書きます。

佐原と情報大がいちじくを使ったスイーツを決定してから、2014年2月に香取市のパティシエが試作したものを試食、意見交換をしました。

意見交換会でスイーツのコンセプトを話し合った結果、「大人の女性向け、贈答用、高級感」のコンセプトで進めることになりました。

贈答用となれば、2~3週間程度は日持ちしなければなりません。送る最中に食べられなくなっては意味がないからです。その上で大きさや形のかわいさ、食べ易さを兼ね備えていたのがタルトだったわけです。

次に問題になったのがタルトの形状です。試行錯誤を繰り返し、いちじく果実の形状を表現しようとした結果、今の雫型の焼き型が見つかりました。
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最後の課題は、タルトの中身です。大人の意見を多く取り入れたいということで、教員から意見をもらったそうです。男性教員の中には味が分からないからといって持ち帰り、奥さんの意見を聞いた先生もいるそうです。中尾先生によると「チームとしての成果が表れた」と当時の感想も頂けました。

いちじくは9~10月が旬の食べ物ですので、残念ながら現在はいちじくタルトの生産がストップしています。私もまだこのタルトを食べたことがないので、販売再開が楽しみです。白ワインやウイスキーと一緒に頂くと、より一層味わいが楽しめそうという意見もありました。

また、前回販売時に市場アンケートを取って統計的に分析をされたそうです。その結果をもとに、いちじくが出荷される8月以降の再販に繋げたいというお話を聞くことができました。

先日、SankeiBizでTUIS cafeのいちじくタルトが記事になりましたので、よろしければ合わせてご覧ください。

投稿者プロフィール

前田
東京情報大学3年の前田です。
システム開発には技術と同等に人との関わりが重要だと考えるので、地域の人との関わりが持てるこのプロジェクトに参加しました。駐車場の空き情報、山車マップなどの地図を利用したシステム開発に興味があります。